課題
国をまたぐ物流では、一つの依頼に商品、梱包、倉庫作業、複数区間の輸送が関わる。どの荷物がどの梱包・輸送に属し、現在どこまで進んでいるかを、担当者ごとの仕事と結びつけて管理する必要があった。

購入代行・国際配送を展開するTIXIMAXの物流システム

開発範囲を整理した概念図です。実際のシステム画面・構成図ではありません。
国をまたぐ物流では、一つの依頼に商品、梱包、倉庫作業、複数区間の輸送が関わる。どの荷物がどの梱包・輸送に属し、現在どこまで進んでいるかを、担当者ごとの仕事と結びつけて管理する必要があった。
商品・荷物、梱包、倉庫、輸送区間、航空運送状、出荷を扱う物流基盤を構築。混載から輸送予約、帳票、通関済みの記録、発送、到着までを状態として管理し、荷物の統合・分割と追跡情報を扱う接点を整えた。
荷物と輸送を別々の単位で管理しながら、その関係をたどれる構成を整備。発送前の状態確認や引き渡しの記録を含め、倉庫担当者・管理者・利用者の業務を支える。CRM・顧客対応は別の開発領域として紹介している。
越境物流では、依頼一件と荷物一個と輸送一便は同じ単位ではありません。倉庫、梱包、輸送区間、書類、到着。それぞれを関連づけながら、現場で進める仕事を管理する基盤を紹介します。
TIXIMAXは、購入代行や国際配送を案内する事業です。お客様にとっては「依頼した商品が届く」という一つの体験でも、その裏側には受付、倉庫、梱包、輸送予約、書類、発送、到着という仕事があります。公開サイトのサービス紹介と、その業務を支える管理システムは、役割が異なります。
本記事で扱うのは、TIXIMAXの物流管理側の開発です。荷物を登録して追跡番号を表示するだけではなく、荷物のまとまりと移動する区間、その時点で実行できる作業を扱います。なお、日本向けサイトと国際向けサイトでは、対象となるサービスの案内をご覧いただけます。
複数の商品を一つに梱包したり、荷物を分割したり、複数の梱包をまとめて輸送したりする場面では、一つの番号にすべての情報を集めるだけでは関係がわかりにくくなります。商品や荷物と、それをまとめる梱包、移動を担う輸送を分けて考える必要があります。
物流サービスには、荷物、梱包、出庫、輸送区間の管理と、統合・分割・入れ子構造を扱う操作があります。倉庫や運送事業者、フォワーダー、航空運送状も別の情報として管理し、業務上の関係をつなぎます。
これはデータ項目を細かくするためではありません。「この梱包の中には何があるか」「どの輸送に載せるのか」「到着した荷物はどの依頼に対応するか」を、担当者が異なる工程から確認できるようにするための整理です。
輸出工程には、混載、輸送予約、Commercial Invoice・Packing Listなどの帳票、通関済みの記録、発送、到着という流れがあります。「発送済み」という表示だけでは、その前に必要な仕事がどこまで終わったかを扱えません。
実装では、通関済みから発送準備完了へ、発送準備完了から輸送中へという状態の変化を扱います。発送処理は、現在の状態と通関済みの記録を確認してから進みます。輸送の更新と、その変更を伝えるイベントの記録も組み合わせています。
進捗を見せることと、次の工程へ進めてよいかを判断することは別です。 物流管理では、その両方を扱う必要があります。ここでいう通関済みの記録は、システムが通関の許可を自動で取得するという意味ではありません。
お客様や担当者が知りたいのは、単に最後に更新された文字列ではなく、自分の荷物がどの工程にあるかです。一つの輸送には複数の荷物が関わり、一つの荷物の配送にも複数の区間が関わります。
物流基盤には、荷物や輸送区間に関連づく追跡情報を集約する接点と、配送会社からのWebhookを受け取る仕組みがあります。配送側で発生した情報を、荷物を管理する側へ受け渡す構成です。
外部イベントの受信と社内の業務操作は、同じタイミングで起こるとは限りません。どの情報をどの荷物へ関連づけるか、重複した操作や通知をどう扱うかも、システム連携の設計範囲になります。
利用者が依頼や荷物を確認する操作と、担当者が出荷や輸送を管理する操作は異なります。物流サービスでは、管理者・業務担当者・利用者の接点を分けて、扱う業務を構成しています。
さらに、問い合わせ対応には、荷物だけでなく顧客の情報や相談の経緯も必要です。その領域はCRM・顧客プロフィール側と役割を分けています。物流の画面にあらゆる営業機能を詰め込むのではなく、それぞれが担当する情報と連携の境界を整理します。
会話、担当者、商談、注文ドラフトのつながりについては、TIXIMAXのCRM・マルチチャネル開発事例で詳しくご紹介しています。同じ事業を、物流と顧客対応という異なる開発領域から紹介するものです。
物流のシステム化は、紙の情報を入力欄に置き換えることだけではありません。現物のまとまり、移動の区間、業務の状態、担当者の役割を整理し、その関係を画面とデータに表す開発です。
Famgiaは、実際に動く業務を理解したうえで、どこを共通化し、どこを独立した管理単位にするかを考えます。国や拠点をまたぐ業務でも、一つの抽象的な「配送」にまとめず、次の仕事へ情報を渡せる構成を目指しています。
このプロジェクトで担当した
6つのシステム・領域。
商品・荷物と梱包を管理し、倉庫情報、出庫、荷物の統合・分割・入れ子構造を扱う。
輸送ルート、運送事業者、フォワーダー、MAWB・HAWBと輸送の関係を管理する。
混載、輸送予約、Commercial Invoice・Packing List、通関済みの記録、発送・到着の流れを扱う。
荷物・輸送区間に関連づく追跡情報を集約。配送会社からのイベントを受け取る接点を備える。
管理者、業務担当者、利用者向けに扱う操作を分け、転送依頼や荷物の確認につなぐ。
発送可能な状態かを確認してから次の工程へ進め、状態変更と通知イベントの記録を組み合わせる。
海外購入代行から国際配送までを案内するTIXIMAX。お客様が利用するサービスの裏側には、荷物を動かす物流基盤と、問い合わせ・商談をつなぐ顧客対応基盤があります。
ここでは、その事業背景が伝わるよう、日本向け・グローバル向けの公式サイトをご紹介します。
TIXIMAX JAPAN tiximax.jp ↗
TIXIMAX GLOBAL tiximax.net ↗TIXIMAX公式サイトの公開画面(2026年9月撮影)。物流・CRM管理画面ではありません。
御社の業務やデータ、既存システムの条件に合わせて、実現方法を検討します。
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保証の発行・確認・真贋判定がオンラインで完結。施工店網の管理と在庫配分まで、本部で把握できるようになった。